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151話 ホール

last update publish date: 2026-11-01 18:32:57

続々と入場していくお客様たちに混ざり、お父様がお母様を伴って、インペリアル・ソヴリンのホールの中へと入って行く。私もそれに続いて中に入った。

ホールはかなり大きかった。

見上げる程に高いアーチ状の天井からは幾重にも連なる繊細なクリスタルのシャンデリアが吊り下げられ、まばゆい光をキラキラと反射している。金箔のレリーフが施された荘厳な天井と、それらを堂々と支える大理石の柱は長きにわたり、積み重ねられてきたインペリアル・ソヴリンの格式と歴史の重みを静かに物語っている。まるでどこかの宮殿の中のような感覚。

「さすがは九条征哉ね」

私はそう呟き、大きなシャンデリアを見上げる。

案内された円卓に着席する。けれどそこは末席も末席。会場の一番隅の席だった。会場全体を見渡す事が出来るけれど、今日の主催者である九条征哉の座るであろう、一番前のメインの席とはかなり離れている。

(これじゃあ、九条征哉に近付けないじゃない)

そう思いながらもレセプションパーティー会場はかなり和やかな雰囲気で、それぞれのお客様が立ち上がり歩き回りながら、互いに挨拶を交わし、歓談している。

(これなら席を離れても大丈夫よね)

私
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